BCODE関数 利用可能科目名の変更
このドキュメントについて
2024/06/10以降、BCODEで取得できるデータに一部変更があります。 このドキュメントでは、変更点・対応方法について詳しくお知らせします。より詳細な仕様についてはBCODE関数リファレンスをご参照ください。
なお、BCODE(ticker, intent, property_name, [is_raw_value], [is_with_units])
という基本的な使い方に変更はありません。
変更の理由
バフェット・コードの扱うデータの拡充、ならびにサービスの成長伴う仕様変更に伴うものです。バフェット・コードの内部ではで扱うデータの統廃合が日々行われています。
特にエクセルアドインは初期リリースから5年が経過し、バフェット・コードのデータはより豊富で、より精緻なものになりました。
それにより、BCODE関数で提供している科目(科目名)も変更する必要性が生じました。
変更されるタイミング
利用されているツールによって、変更されるタイミングが異なります。
エクセルアドイン
新しいバージョンのエクセルアドインをインストールした後から変更が反映されます。 インストール手順はこちらをご確認ください。 古いバージョンのエクセルアドインは、2024/06/10以降は動作を保証いたしません。
スプレッドシートアドオン
2024/06/10 08:30以降のデータ取得から自動的に変更が反映されます。再インストールは不要です。
Intentごとの変更点
ここでは、 第2引数 intent
ごとに変更点とその理由、代替手段をご紹介します。
企業情報
BCODE("6501", "COMPANY", "company_name")
のような、企業情報を取得する場合の科目名の変更は下記のとおりです。
追加される科目名
- ticker: 銘柄コード
- company_number: 法人番号
- buffett_code_url: バフェット・コードの企業ページURL
廃止される科目名
なし
営業日ごとの財務数値
BCODE("6501", "2024-01-01", "market_capital")
のような、営業日ごとの財務数値を取得する場合の科目名の変更は下記のとおりです。
追加される科目名
メタデータと、ガイダンスに基づく財務予想数値が追加されます。
- ticker: 銘柄コード
- date: 日付
- ebitda_forecast: ガイダンスに基づくEBITDA予想値
- net_sales_guidance: 売上予想値(ガイダンス)
- operating_income_guidance: 営業利益予想値(ガイダンス)
- ordinary_income_guidance: 経常利益予想値(ガイダンス)
- profit_loss_attributable_to_owners_of_parent_guidance: 親会社株主に帰属する当期純利予想値(ガイダンス)
廃止される科目名
以下の科目名は提供されなくなります。
- listing_years: 上場年数
代わりに、”listing_date”が”COMPANY”の情報として取得可能です。この値と、DATEDIF
関数を利用して、任意の日付における上場年数を計算できます。
たとえば銘柄コード”6501”の”2010-01-01”における上場年数は下記のように計算できます。
=DATEDIF(BCODE("6501", "COMPANY", "listing_date"), "2010-01-01", "Y")
DATEDIF
関数はエクセル・Googleスプレットシートともに利用可能です。
四半期ごとの財務数値
BCODE("6501", "2022Q1", "net_sales")
のような、四半期ごとの財務数値を取得する場合の科目名の変更は下記のとおりです。
追加される科目名
- ticker: 銘柄コード
廃止される科目名
- real_corp_tax_rate: 実質法人税率
- edinet_title: edinet開示資料名
- edinet_updated_date: edinet発行日
- tdnet_title: tdnet開示資料名
- tdnet_updated_date: tdnet発行日
「実質法人税率」は、real_corporate_tax_rate
としても全く同じ値が提供されており、重複していました。
今後は real_corporate_tax_rate
をご利用ください。
edinet, tdnetのメタデータ
(edinet_title
, edinet_updated_date
, tdnet_title
, tdnet_updated_date
)
は、廃止いたします。
BCODE関数リリース当時、バフェット・コードのデータは
- 該当決算期における有価証券報告書・四半期報告書(EDINET XBRL)
- 決算短信(TDNET XBRL)
のみ用いて各種データを提供しておりました。しかし、現在はこれら以外にも多くの情報源を利用しており、これらのメタデータが意味を持たなくなりました。
月ごとの情報
BCODE("6501", "2022-01", "2y_beta")
のような、月ごとの情報を取得する場合、科目名の変更はありません。